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この「料理帳」は、2016(平成28)年9月、故・江渡狄嶺(えどてきれい)さんの書庫からみつかったものです。大正から昭和にかけて、現在の東京都杉並区高井戸東で活動した知られざる偉人です。
難しい思想、宗教、政治に関する書籍の間から発見されたこの1冊の「料理帳」のページをめくると、約20品のハイカラな洋食やスイーツのレシピが記されていました。好奇心にかられて狄嶺の孫娘・江渡雪子さんに確認したところ、狄嶺さんの妻である関村ミキさんが高等女学校に通っていた1904(明治37)年頃に書き残したノートと判明。
はたして、どんな味なのか作って食べてみたいと、比較的解読しやすく記述のしっかりしている15品の料理を、街の料理人、パティシェ、ボランティアスタッフが再現し冊子にまとめました。
フルカラーA5判、60ページ